他界
チェンライ
今日から沖縄国際映画祭の中で「同じ星の下、それぞれの夜」というオムニバス映画が上映されます。その中の一本「チェンライの娘」を空族が担当。私もスタッフとして1月下旬より2週間ほどタイまでロケに行ってました。タイトルどおりチェンライでの撮影が多かったのですが、このチェンライはとても過ごしやすい街でした。
上の写真はチェンライの街の中心にある金色の時計台。
この近くのカフェで私は毎日カフェラテを飲んでいました。


タイの中でもチェンライは特に印象が良いのですが、この野菜の豊富さが素晴らしいのです。どこの屋台でも美味しいスープとお米の麺にたっぷりの野菜をのせたセンミーが食べられます。
屋台の豊富さ、市場直結の食堂など、人が物を食べるための豊かな文化があるのです。日本に戻ると都会はコンクリートのグレーの中にコンビニが立ち並び、人々はパックされた弁当をレンジでチンして食べているのですよね。チェンライはタイの中でも北に位置しますが、それでも陽気が良い、というのが豊かさの秘密のような気がします。
それと、出汁にレバーを使っているのも面白かった。日本に戻ってレバー出汁を真似してみましたが、何かちょっと違う。新鮮さなのか、豚や鳥の種類なのか。次回があればまたトライして研究したいですね。


車でロケハンしながら田舎道を走行中立ち寄ったガソリンスタンド。
ドラム缶の上に載った手回しのポンプ。チェンライまで来るとこんな風景があるんですね。


ガソリンスタンド、と言っても後ろから見るとこんな感じです。


そしてさらにその後ろ。
この人達、象飼ってます。


また行ってみたい街、「チェンライ」でした。
2012.3.26
他界
KENというスペース

2010年、春ごろだったのか、造形の仕事で知り合った粟津ケンさんが「何か始める!」と、テナントを物色しはじめていた。ある時は私の地元の川崎でも場所を探していた。そして辿り着いたのは三軒茶屋のある地下のスペース。箱のイメージを二人で考えながら、違った人の意見も反映されて真っ黒い、でも暗くはない心地よい空間が出来上がった。自分が演奏するとしても、赤や青の派手な照明と管理された音響システムの中ではやりたくなかったから、そのイメージは随分と反映されて形になったような気がします。こけら落としは西江雅之さんのトークライブ。トークのPAというのは難しいんだ。それがまず素晴らしい発見だった。映画「サウダーヂ」の録音でも感じたのは普通の喋りの音楽性というか、人そのものの唄のようなもの。それはこれからもKENの一つのテーマとして追及できるものだと思う。さらば管理されたロックミュージック。これからはほんの少し原始に戻るのです。

2011.12.20

2012
2011