かごしま県民交流センター 「ぼくらはみんな生きている」
通称「ジャグラー」と呼ばれていた、立体アニメーション装置です。
「ゾーイトロープ」と呼ばれる初期のアニメーション装置の原理を使い、スリットではなくストロボを使って立体アニメーションを作ります。
ハンドルを回すと装置が回転し、ある回転速度になるとストロボが点滅、16コマの立体とストロボがシンクロしてアニメーションを作ります。
ストロボ装置制作は河野電機さん、この作品のプロデューサーは粟津ケンさんです。
これは生き物の愛の一生を描いていて、どんな生き物でも出会うことで永遠に回り続ける、そしてそれはどんな生物でも同じこと、
そんな意味を含めて、全ての生き物を縄跳びで囲んでいるのです。
粘土原型を何度も作ってデジカメで撮影し、16コマのアニメーションを作りながら検討を重ね、かなりな時間を費やして製作しました。
FRP造形は苗田孝江さんです。人間のコマの部分の「おちんちん」はこだわりの造形で、一瞬だけ勃起しています。こんな性のユーモアが受け入れられたのは素晴らしいことだと思います。