千葉市科学館 『マグネット・マリオネット』
千葉市科学館の片隅に、作品を作ってほしい、という依頼が来ました。 粟津ケンさんの発案で、すぐに企画とデザインを考えました。 メカニズムの中枢を設計するのは「河原技術研究所」の河原さん。 筐体『ガゼボ』の制作は苗田孝江さんです。 長い時間をかけて『マグネット・マリオネット』は完成しました。今でも動いていることと思います。
以下は現場に設置されているキャプションより。
Magnet Marionette
この歩くロボットは磁石による「操り人形」であり、人形本体には特別な動力を持っていません。 床下の磁石のベルトコンベアーの駆動で、足の下に装着された磁石が動き、体全体を動かしているのです。 古き良き時代の「操り人形」の感触と、技術の進歩による正確な「メカニズム」、 そんな「過去」と「未来」を織り交ぜながら、私達はこの作品を制作しました。 このオブジェは「懐かしい」という想いや、「ユーモラスな動き」を特に重視して製作されています。 このロボットはただ歩くだけですが、そこに人形独特のしぐさや、偶然の動きを発見していただければ幸いです。 彼はいったい誰なのか、彼はこれからどこへ行くのか、皆さんの想像でイメージを膨らませてください。 アイザック・アシモフ、宮沢賢治、ピノキオなど、過去の寓話のイメージも盛り込んでいます。 古いサーカス小屋、星空の下、ありふれた街角、この不思議なロボットの歩いている場所を想像してみてください。 それでは中央のドアノックを叩いて、そっとこのロボットの目を覚ましてください。
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河原氏製作の試作機1号

河原氏製作の試作機2号

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